ブログ > 2022

レイヤー1とレイヤー2:知っておくべきすべてのこと

ブロックチェーンアーキテクチャーについて語るとき、「レイヤー1」、「レイヤー2」という用語が頻繁に使われます。これは、2つの点から重要な概念です。ブロックチェーンネットワークがどのように構築されているかを説明する、そして、ブロックチェーンネットワークがどのようなものか、簡単に理解できるような視覚的表現を提供する、の2点。これを、詳しく解説します

2022年 8月 5日 Fernando Sanchez 18 分で読めます

レイヤー1とレイヤー2:知っておくべきすべてのこと

レイヤー1:定義

てっぺんにカップルの人形があしらわれた、何段(層、レイヤーと言ってもいいでしょう)にもなっているウェディングケーキを考えてみてください。美しいケーキが、ベースとなるしっかりとしたスタンドに乗っています。すべての目的において、このしっかりと固いケーキスタンドは、第1層(レイヤー1)としてケーキのインフラストラクチャーを支えています。何を言いたいかお分かりかもしれません。ブロックチェーンにおいて、レイヤー1はレイヤー2ソリューションを乗せるベースネットワークです。

レイヤー1:機能

この図式を念頭に置いて考えると、Cardanoはレイヤー1(ベースネットワーク)であり、その中には3つの独立した層(レイヤー)が含まれています。

  • ネットワーク層
  • コンセンサス層
  • 台帳層

ネットワーク層

Cardano…

Kachina:プライバシーを保護するスマートコントラクト

zk-SNARKsを活用して、分散性という特性を損なうことなくプライバシーを保護するスマートコントラクト機能を可能に

2022年 8月 5日 Olga Hryniuk 6 分で読めます

Kachina:プライバシーを保護するスマートコントラクト

スマートコントラクトは、分散型の手段で通貨やデータの取引を望む2組以上の当事者が、複雑なやり取りを表現するための標準となるアプローチを提供します。スマートコントラクトは実質的にブロックチェーン上で自動化されたデジタル契約です。コードで作成されるスマートコントラクトは、事前設定された条件が満たされると、契約で強制されたトランザクションを追跡、検証、実行します。開発者はプログラミング言語を使用して、このような条件を表現するスマートコントラクトを作成します。コントラクトのコードは分散型ブロックチェーンネットワークに保存、分散され、透明性、そして希望に応じて不可逆性を持つことになります。

本稿では、Input Output Global(IOG)がエディンバラ大学と共同開発したプライバシーを保護するスマートコントラクトソリューションKachina…

ADAをステーキングする方法

Cardanoブロックチェーンの検証をサポートして、ADAの報酬を獲得

2022年 7月 28日 Ivan Irakoze <1 分で読めます

ステーキングと委任に関する詳細は、「ステーキングはCardanoの根幹」をご覧ください。

ステーキングはCardanoの根幹

ステーキング委任はブロックチェーンの継続的成長を支え、ADA保有者は参加することで報酬を獲得

2022年 7月 28日 Anthony Quinn 12 分で読めます

ステーキングはCardanoの根幹

Cardanoステークプールは毎月増加しており、現在アクティブなプールは合計で3000を超えています。2021年が開けた時点では、その数はおよそ2,000でした。さらに、120万のウォレットアドレスからADAがステーキングされています。この過程で、委任レベルは流通している全ADAの74%近くにまで増加しました。これはかなりの実績ですが、それでもまだ全ADAの4分の1がステーキングされていないことになります。これは問題でしょうか。

簡単に答えるなら、問題です。それは2つの理由からになります。第1に、ステーキングにはネットワークを安全に保つ働きがあります。より多くのADAがステーキングされればその効果は強まります。第2に、個人のレベルでは、自分のコインを委任していないADA…

Cardanoのスケーラビリティを支える研究の分析

IOG研究の詳細4 -レイヤー1とレイヤー2のソリューションがスピードと回復性を増したブロックチェーンを生み出す仕組みとは

2022年 7月 19日 Olga Hryniuk 13 分で読めます

Cardanoのスケーラビリティを支える研究の分析

はじめにこちらをお読みください。

  • パート1:Cardanoの基盤となる研究 概要
  • パート2:Cardanoでスマートコントラクトのサポートを可能にした研究の概要

  • パート3:研究概要:トークン、ステーブルコイン、 手数料

以前のブログでは、Cardanoの多機能台帳による表現力豊かなスマートコントラクトネイティブ資産のサポートを可能にする基礎研究を掘り下げました。

Basho開発期の一環として、Cardanoは、スケーラビリティと相互運用性を高めるためのアップグレードと最適化を着実に進めています。ブログ記事「2022年Cardanoをスケーリングする方法」では、Cardanoのスケーラビリティの目標を考察するとともに、相互運用性とサイドチェーンの役割についても議論しました。本稿では、これらの漸次的強化を可能にする研究に注目します。

Cardanoのスケーリング