Plutusバリデーター用のシンプルなプロパティベーステスト
cooked-validatorsライブラリーでオフチェーンコードを作成し、無料でプロパティベーステストを実行する方法
2022年 1月 27日 15 分で読めます
先日、Tweagでスマートコントラクトの検証と監査を担うチームを率いるVictor Miraldo氏に、分散型金融(DeFi)界で安全面からみた検証の重要性について話を伺いました。Victorは、Haskellおよび形式手法エンジニアで、ツールやプロセスを使った分散型アプリケーション(DApp)の安全性と正確性の確保に取り組んでいます。このブログでVictorは、単にDAppを作成し、デプロイするだけでは十分ではなく、すべての開発者は、さまざまな悪質なユーザーを想定してオンチェーンコードとPlutusスクリプトを徹底的にテストするべきである理由を述べています。このため、ここではTweagが開発したcooked-validatorsと呼ばれるPlutus…
Plutus手数料エスティメーター
開発者が最大効率と最小コストのためにスマートコントラクトスクリプトのコストを見積るのに役立つ、新手数料エスティメーター本日リリース
2022年 1月 21日 10 分で読めます
2021年9月にAlonzoスマートコントラクトアップグレードがメインネットにデプロイされ、CardanoはPlutusで構築された分散型アプリケーション(DApp)を開発するための機能的なプラットフォームへと変貌しました。
Cardanoエコシステムの着実な成長に伴い、多数のDAppが構築され、Cardanoで稼働させる準備を整えています。最終テストでもデプロイメントでも、またはアクティブな開発でも、CardanoはまもなくDeFi製品、NFT市場、ウォレット、取引所、ゲームその他をカバーする、多彩なDAppをホストすることになります。
Cardano…
急成長するネットワークで脈打つ心臓
Cardanoネットワークの核にあるノード。2022年、Cardanoのスケーリングにおいて統合テクノロジーが果たす役割とは
2022年 1月 19日 6 分で読めます
最近の記事で、今後数週間、数か月で予想されるCardanoの成長に備えるための系統的アプローチを紹介しました。ますます多くの分散型アプリケーションがCardanoを拠点としていくにつれ、また、分散型金融(DeFi)と「リアルFi」のエコシステムが拡大、進化するにつれて、ブロックチェーンが適切に稼働できるようにする必要があります。
CardanoはBasho(バショウ)期に入り、最適化、スケーリング、ネットワークの成長に焦点が当てられています。今後数か月間で、トランザクショントラフィックの大幅な増加が予想されますが、これに対応するための柔軟化プロセスはここから始まります。コアノードの改良はこの一環です。ノードv1.33.0には多くの新機能や改良された既存要素が詰まっており、Cardanoの表現力とチェーンの機能性を向上させています。
ノードに含まれるもの
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2022年Cardanoをスケーリングする方法
スマートコントラクトのコア機能がデプロイされた今、Cardanoの次のステップはパフォーマンスの最適化とスケーリング。それがここから始まります…
2022年 1月 14日 7 分で読めます
Cardanoプロジェクトは常に、スケーラビリティ、セキュリティ、そして(重要な)分散化という、ブロックチェーンが抱える3つの課題に取り組んできました。コアプラットフォームの創造を担う組織として、私たちは常に、Cardanoの機能を提供し、長期的に可能性を実現していくために、ステージごとにはっきりと定義されたロードマップを辿ってきました。
まず査読済みの学術研究に深く根ざし、形式手法による開発とHaskellコードを活用しながら、将来に適した堅牢で安全なプラットフォームを提供しました。構築においてここで目指したのは正確性。このフェーズはByron(バイロン)と名付けられました。
この私たちの取り組みを中心に、素晴らしいコミュニティが成長し、現在3,00…
IOGの新部門、開発者エクスペリエンスが開発アジリティを改善
社内プロセスを皮切りに、より優れたソリューションの構築とCardano開発エクスペリエンスの最適化に取り組む
2022年 1月 13日 5 分で読めます
グローバルリーチを意図して設計され、機能を強化したCardanoは、今やコア機能から生きたスマートコントラクトプラットフォームへと移行しています。Cardanoの成長と成熟をけん引しているのは、段階的な最適化と、科学的に検証されたシステム改良です。
「性急に動いて物事を破壊する」のは、Cardanoの構築方法ではありません。テクノロジーの最前線で、その中心にリサーチアジェンダを据えて取り組むなか、私たちは、数学的仕様記述やプロパティベースのテスト、高保証性ソフトウェアシステム配信の証明といった形式手法を使用し、ユーザーが安心してデジタル資産を管理できるように努めています。
プログラム可能性
コアシステムコンポーネントが正しく機能することを確実に保証するために、プログラミング言語の基礎としてHaskell…
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