Cardanoブロックチェーンは、瞬く間に分散型アプリケーション(DApp)と分散型金融(DeFi)ソリューション開発の拠点となりつつあります。すでに100近いプロジェクトがライブで、1000を超えるプロジェクトが構築中。Cardanoのトランザクションデータベースは拡大を続けています。
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デジタル資産規制の未来 - Charles Hoskinsonの証言
2022年6月23日、IOGのCharles Hoskinson CEOは米国下院の商品取引、エネルギー、信用に関する小委員会で証言の提供と質疑応答を求められました。以下は、その証言の写しです
2022年 6月 23日 16 分で読めます
米国下院、商品取引、エネルギー、信用に関する小委員会におけるヒアリング
2022年6月23日
I. 導入
Maloney委員長、Fishbach幹部メンバー、小委員会メンバー各位、および著名なゲストの皆様、このヒアリングに証人としてお招きいただきありがとうございます。Charles Hoskinsonです。私は心から本小委員会の働きを称賛しており、ブロックチェーン業界のためにフォーラムを提供する時間を割いていただいていることに感謝しています。将来のデジタル資産規制に関して、十分な情報をもって、しっかりと議論するために、必要な情報を提供したいと思います。
II. Input Output Globalの背景
私は、イーサリアムブロックチェーンとCardano…
Cardanoでスマートコントラクトのサポートを可能にした研究の概要
Cardano研究の詳細2 -Cardanoの革新的なEUTXOについて、そしてより効率的なスマートコントラクトを提供する仕組み
2022年 6月 23日 12 分で読めます
はじめにこちらをお読みください。
- パート1:Cardanoの基盤となる研究概要
前回のブログ記事では、ステーキング、委任、報酬共有など、Cardanoの中核となる要素を支える研究について紹介しました。 今回は、拡張未使用トランザクションアウトプット(EUTXO)会計モデルを活用した、分散型アプリケーション(DApp)開発用関数型スマートコントラクトプラットフォームの確立を支える論文を概観します。
UTXO対アカウントベースモデル
ビットコインとイーサリアムは、今日数あるブロックチェーンの中でも最も人気のあるブロックチェーンです。ここでは、ユーザーの資金の分布と所有を追跡するために、2つのかなり異なる台帳会計モデルが使用されています。このモデルとは、ビットコインの未使用トランザクションアウトプット(UTXO…
先般、Input Output Global(IOG)でVasil(バシル)アップグレードに取り組むコアチームは定例の週末評価会議を開きました。6月20日月曜、次回エポック境界前にCardanoテストネットのアップグレードを実行できる最終日であるこの日、エンジニアたちが週末に行った作業を考慮して午後に最新ステータスを再評価することが決定されました。
IOGのエンジニアリングチームは核となる作業をもう間もなく完了するところまで来ています。ハードフォークの作業を完了するためにわずか7つのバグの対処を残すのみで、そのどれもが現在「深刻」には分類されていません。熟考のもとに、テストのための時間をより多く確保するために、この日のテストネットへのハードフォーク更新提案は取りやめとなりました。
現時点までに、Plutus V2テストスクリプトの大多数(およそ9…
2015年に開始されて以来、Cardanoプロジェクトには「暗号資産の設計および開発方法を変える」という明確な目標があります。単一の公式な白書を持つ代わりに、このプロジェクトは、堅固で先駆的な、研究に基づくブロックチェーンを生み出すために、科学的な設計原則とエンジニアリングのベストプラクティスを幅広く組み合わせました。Cardano開発の主要概念は、「なぜカルダノを構築するのか」、そして、Charles Hoskinsonによる動画「Cardano whiteboard」で提示されています。この研究に立脚したアプローチにより、Cardanoは他とは異なる固有なブロックチェーンプラットフォームと位置付けられています。
一連のベストプラクティス、アイデア、貢献が、安全で分散化された、スケーラブルな台帳を構築するためのCardanoの基礎を形成しました。現在、豊富な研究論文がInput Output Globalのライブラリーページに収録されており、本稿執筆時における数は139を数えています。その多くが査読済みであり、トップレベルの学術会議で認められています。Google Scholar…
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