Vasilアップグレード - 現状報告

間近と言えどもまだもう少し。Vasilアップグレードの進捗状況をお知らせします

2022年 6月 20日 Nigel Hemsley 5 分で読めます

Vasilアップグレード - 現状報告

先般、Input Output Global(IOG)でVasil(バシル)アップグレードに取り組むコアチームは定例の週末評価会議を開きました。6月20日月曜、次回エポック境界前にCardanoテストネットのアップグレードを実行できる最終日であるこの日、エンジニアたちが週末に行った作業を考慮して午後に最新ステータスを再評価することが決定されました。

IOGのエンジニアリングチームは核となる作業をもう間もなく完了するところまで来ています。ハードフォークの作業を完了するためにわずか7つのバグの対処を残すのみで、そのどれもが現在「深刻」には分類されていません。熟考のもとに、テストのための時間をより多く確保するために、この日のテストネットへのハードフォーク更新提案は取りやめとなりました。

現時点までに、Plutus V2テストスクリプトの大多数(およそ9…

Cardanoの基盤となる研究概要

Cardanoを支える研究の詳細を紹介するブログシリーズ第一弾

2022年 6月 10日 Olga Hryniuk 11 分で読めます

Cardanoの基盤となる研究概要

2015年に開始されて以来、Cardanoプロジェクトには「暗号資産の設計および開発方法を変える」という明確な目標があります。単一の公式な白書を持つ代わりに、このプロジェクトは、堅固で先駆的な、研究に基づくブロックチェーンを生み出すために、科学的な設計原則とエンジニアリングのベストプラクティスを幅広く組み合わせました。Cardano開発の主要概念は、「なぜカルダノを構築するのか」、そして、Charles Hoskinsonによる動画「Cardano whiteboard」で提示されています。この研究に立脚したアプローチにより、Cardanoは他とは異なる固有なブロックチェーンプラットフォームと位置付けられています。

一連のベストプラクティス、アイデア、貢献が、安全で分散化された、スケーラブルな台帳を構築するためのCardanoの基礎を形成しました。現在、豊富な研究論文がInput Output Globalのライブラリーページに収録されており、本稿執筆時における数は139を数えています。その多くが査読済みであり、トップレベルの学術会議で認められています。Google Scholar

Lace:スピード、簡易性、そして、シームレスなフロー

現在開発中のIOGの新ライトウォレットが、クリプトユーザーに優れた機能と使いやすさを提供し、普及を推進

2022年 6月 10日 Olga Hryniuk 4 分で読めます

Lace:スピード、簡易性、そして、シームレスなフロー

ウォレットは、暗号資産ユーザーが自分のデジタル資産を安全に保管し、アクセスすることを可能にします。デスクトップからモバイルアプリケーション、ハードウェア(USBタイプ)デバイスまで、その形式はさまざまです。

DaedalusウォレットはIOGのフルノード実装で、ブロックチェーン履歴と完全に同期されたデスクトップアプリケーションです。フルノードウォレットはテックサヴィ系のユーザーには適していますが、大量のリソースを消費し、ブロックチェーンの全コピーを持つため同期時間がかかります。したがって、自分の資産に素早くアクセスする必要のあるユーザーにとって、フルノードウォレットは必ずしもベストな選択肢ではありません。Cardanoが一般的なユーザーに受け入れられ、発展途上の市場に広がっていくにつれ、代替手段が必要となります。

Plutus Community Docs:開発者による開発者のための新しい情報管理サイト

Plutusが成熟していく中、コミュニティ主導の新しい情報管理サイトがCardanoで構築している開発者からの貴重な資料を提供

2022年 6月 8日 Ignacio Calderon de la Barca 8 分で読めます

Plutus Community Docs:開発者による開発者のための新しい情報管理サイト

Input Output Global(IOG)はオープンソースのコミュニティ主導による開発の強化を目指しています。業界を豊かにするコミュニティは、技術の普及と成功の礎です。

同様に、資料やツールなど、コミュニティ主導型のリソースの価値は計り知れません。1つのチームがコミュニティの何千もの頭脳に匹敵することはないのです。最高の、より関連性のある資料やコンテンツは、エコシステムの価値を生み出している人々から生じる傾向があります。

喜ばしいことに、Cardanoブロックチェーンではさまざまな人々により管理、キュレートされるコミュニティコンテンツリソースのリストが拡大しています。DiscordのCardanoコミュニティチャネルは開発者コミュニティの中心として機能しています。コミュニティメンバーと一部のIOGチームメンバーが運営するCardano Stack Exchangeは、 これを一歩進めたものです。Essential Cardano(現在ベータ版を公開中)は、GitHubのオープンリポジトリを使用して、コミュニティコンテンツのためにキュレートされたプラットフォームを提供します。Cardano財団の開発者ポータル

DISHがInput Output Global(IOG)の技術をベースに構築した分散型IDおよびロイヤリティコインシステムを発表

画期的なブロックチェーンソリューションを作成してDISHエコシステムにおける分散型テクノロジーの採用を促進するための、DISHとIOGの長期的コラボレーションの一環としてのイニシアチブ

2022年 6月 7日 Fernando Sanchez 5 分で読めます

DISHがInput Output Global(IOG)の技術をベースに構築した分散型IDおよびロイヤリティコインシステムを発表

DISH Network Corporationが、Input Output Global(IOG)が設計、開発したブロックチェーンテクノロジーを基盤に、分散型IDおよびロイヤリティコインシステムの立ち上げへ向けて最初のステップを踏み出しました。この第1歩は、Atala PRISMのIDサービスとCardanoのネイティブ資産機能によって、DISHのインフラでブロックチェーン機能を可能にするものです。

このコラボレーションの最終目的は、最初にCardanoブロックチェーンに構築された堅牢かつ完全にデジタル化および分散化されたIDとロイヤリティのフレームワークを作成することです。

DISHは米国コロラドに本社を構える衛星テレビ会社です。2021年のCardanoサミットで、IOGのCharles Hoskinson CEOは、分散型台帳テクノロジーの普及を推進するために両社が協力して新しいブロックチェーンソリューションを作ると発表