Ofelimos:プルーフオブユースフルワーク型コンセンサスプロトコル
IOGが、プルーフオブワーク型ブロックチェーンのエネルギー浪費を最小限に抑える、証明可能安全性を持つ新たなコンセンサスプロトコルの研究を発表
2022年 8月 16日 15 分で読めます
プルーフオブワーク(PoW)のエネルギーコストとカーボンフットプリントの最小化は、暗号界で最も熱く議論されるテーマの1つです。ナカモトの最長チェーンプロトコルをプルーフオブユースフルワーク(PoUW)に置換することは、多くの観点から理想的な解決策として理論化されてきましたが、今日までその概念は納得のいくほどの安全な実現化に至っていません。
本日、有数の国際暗号会議Cryptoにて、Input Output Global, Inc.(IOG)は、コンセンサスメカニズムが同時に分散型最適化問題解消機能を持つ新しいPoUW型ブロックチェーンプロトコル、Ofelimos(オフェリモス)を発表しました。このコンセンサスメカニズムは「ワーク(作業)」を活用して、ブロックチェーンを維持するために実用的な利益に関する計算(コンピュテーション)の諸問題を解消します。
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Kachina:プライバシーを保護するスマートコントラクト
zk-SNARKsを活用して、分散性という特性を損なうことなくプライバシーを保護するスマートコントラクト機能を可能に
2022年 8月 5日 6 分で読めます
スマートコントラクトは、分散型の手段で通貨やデータの取引を望む2組以上の当事者が、複雑なやり取りを表現するための標準となるアプローチを提供します。スマートコントラクトは実質的にブロックチェーン上で自動化されたデジタル契約です。コードで作成されるスマートコントラクトは、事前設定された条件が満たされると、契約で強制されたトランザクションを追跡、検証、実行します。開発者はプログラミング言語を使用して、このような条件を表現するスマートコントラクトを作成します。コントラクトのコードは分散型ブロックチェーンネットワークに保存、分散され、透明性、そして希望に応じて不可逆性を持つことになります。
本稿では、Input Output Global(IOG)がエディンバラ大学と共同開発したプライバシーを保護するスマートコントラクトソリューションKachina…
レイヤー1とレイヤー2:知っておくべきすべてのこと
ブロックチェーンアーキテクチャーについて語るとき、「レイヤー1」、「レイヤー2」という用語が頻繁に使われます。これは、2つの点から重要な概念です。ブロックチェーンネットワークがどのように構築されているかを説明する、そして、ブロックチェーンネットワークがどのようなものか、簡単に理解できるような視覚的表現を提供する、の2点。これを、詳しく解説します
2022年 8月 5日 18 分で読めます
レイヤー1:定義
てっぺんにカップルの人形があしらわれた、何段(層、レイヤーと言ってもいいでしょう)にもなっているウェディングケーキを考えてみてください。美しいケーキが、ベースとなるしっかりとしたスタンドに乗っています。すべての目的において、このしっかりと固いケーキスタンドは、第1層(レイヤー1)としてケーキのインフラストラクチャーを支えています。何を言いたいかお分かりかもしれません。ブロックチェーンにおいて、レイヤー1はレイヤー2ソリューションを乗せるベースネットワークです。
レイヤー1:機能
この図式を念頭に置いて考えると、Cardanoはレイヤー1(ベースネットワーク)であり、その中には3つの独立した層(レイヤー)が含まれています。
- ネットワーク層
- コンセンサス層
- 台帳層
ネットワーク層
Cardano…
ステーキングと委任に関する詳細は、「ステーキングはCardanoの根幹」をご覧ください。
Cardanoステークプールは毎月増加しており、現在アクティブなプールは合計で3000を超えています。2021年が開けた時点では、その数はおよそ2,000でした。さらに、120万のウォレットアドレスからADAがステーキングされています。この過程で、委任レベルは流通している全ADAの74%近くにまで増加しました。これはかなりの実績ですが、それでもまだ全ADAの4分の1がステーキングされていないことになります。これは問題でしょうか。
簡単に答えるなら、問題です。それは2つの理由からになります。第1に、ステーキングにはネットワークを安全に保つ働きがあります。より多くのADAがステーキングされればその効果は強まります。第2に、個人のレベルでは、自分のコインを委任していないADA…
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