元DeloitteブロックチェーンのリーダーがIOGの新プロジェクトMidnightに参加

本日、Input Output Global（IOG）は、データ保護に重点を置いた新プロトコル、Midnight（ミッドナイト）の戦略およびマーケティング責任者としてAnthony Dayの起用を発表しました。

Dayは、IBM、Deloitte、Parity Technologies、Hedera Hashgraphでリーダーシップやアドバイザリーとして、サプライチェーン管理から事業運営、サステナビリティ、ヘルスケアまで、ブロックチェーン技術のさまざまな展開における豊富な経験を誇ります。

また、Blockchain Won't Save the Worldポッドキャストを主催し、ブロックチェーンを使用して現実世界の変化を推進している人々の物語を伝えています。

ここでは、他にも同社による著名な新規採用者が発表されました。ここにはシンフォニーの元COOであり、FINOSの創設者であるEran BarakのMidnight CEO就任、Vanishree Rao博士の応用暗号理論主任が含まれ、既存の研究の実用化をリードするとともに、ゼロ知識証明の専門知識をさらに発展させる技術で未開拓のイノベーションを探求することが期待されています。

Dayの場合は、昨年末に発表された新しいブロックチェーンプロトコル、Midnightのマーケティング全般およびGTM戦略を担当します。

Midnightは、原則と完全性を世界規模のアプリケーションに統合するために構築されています。開発者、企業、政府、個人を対象としたMidnightは、データ保護を第一とした新プログラミングモデルを活用し、ユーザーに、より安全な操作を提供しています。このプラットフォームは、ゼロ知識証明暗号理論（ZK証明）とプライベートおよびパブリックコンピューティングの組み合わせを使用して、コンプライアンスのニーズを満たしながら、機密性の高い個人データと商用データを保護するトラストレスなエコシステムを作成します。ユースケースには、財務ワークフローから医療記録、サプライチェーン活動まで、あらゆるものが含まれます。

Midnightは人気のCardanoブロックチェーンのサイドチェーンとして機能し、そのセキュリティと分散性を継承しながら、Cardanoのユーティリティを大幅に拡張し、機密データの取引き、公開、または共有を求める個人や組織に貴重な新しいユースケースをもたらします。

Dayの就任を受けて、MidnightのEran Barak CEOは次のように述べています。「パブリックブロックチェーン技術は、信頼と取引の新しいパラダイムでユースケースを強化しますが、データ保護と規制サポートの欠如により、普及が滞っています。Midnightは、ビジネスニーズを満たすエンタープライズグレードのブロックチェーン機能を提供しながら、ユーザーにアソシエーション、商取引、表現の自由を可能にする信頼性を提供しています。

Anthonyのような、大企業での経験豊富なブロックチェーン業界のベテランであり、テクノロジーを通じて有意義な変革を推進することに情熱を注いでいる人物を招くことは、このプロジェクトにとって大きなアドバンテージとなります」

Dayもまた、Midnightプロジェクトのビジョンについて話しました。「私たちは長い間、データプライバシーの課題を大きなスケールで解決するためのブロックチェーンの可能性について議論してきましたが、これまでこのビジョンを実現したプロジェクトはありませんでした。Midnightは、個人、開発者、企業、さらには政府さえもが、人類の基本的な自由をいくつか保護できるようになる真の可能性を秘めています。

さらにこのビジョンには、ゲートキーパーや排他性の要素はありません。Midnightは、漏洩や検閲を恐れずにミッションクリティカルな情報を共有したり、接続された世界で機密情報を安全に共有したりできるアプリケーションを誰でも開発できるように設計されています」