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Symphonyの元COOが、新しいMidnightブロックチェーンプロジェクトのCEOとしてCardanoを構築したIOGに参加

新たにCEOに就任したEran Barakは、ソフトウェア開発者に金融サービスの豊富な経験を伝授

2023年 3月 27日 Tim Harrison 4 分で読めます

Symphonyの元COOが、新しいMidnightブロックチェーンプロジェクトのCEOとしてCardanoを構築したIOGに参加

世界をリードする持続可能なブロックチェーンプラットフォームCardanoの開発に携わるソフトウェア研究開発会社Input Output Global, Inc.(IOG)は、データ保護に焦点を当てた新しいプロトコルMidnightのCEOにEran Barakを任命しました。

Barakは、金融サービス業界で管理職を歴任し、最近では、世界で最も安全でコンプライアンスに対応した金融サービスワークフロー企業であるSymphony社の設立を支援し、最高執行責任者を務めました。

また、金融サービス向けのオープンソースソリューションを推進する組織FINOS(Fintech Open Source Foundation)の設立にも貢献しました。

顧客エンゲージメントプラットフォームAmdocsおよび大手コンテンツアグリゲーターであるThomson Reuters…

Cardanoの新しい暗号プリミティブが優れた相互運用性と、安全なクロスチェーンのDApp開発をもたらす

クロスチェーンアプリケーションの構築を容易にするため、Input Output Global(IOG)はPlutusにECDSAとSchnorr署名をサポートする新しいビルトイン関数を追加

2023年 1月 19日 Tim Harrison 5 分で読めます

Cardanoの新しい暗号プリミティブが優れた相互運用性と、安全なクロスチェーンのDApp開発をもたらす

暗号により、ブロックチェーンの設定における信頼とセキュリティが保証されます。ブロックチェーンにより、使用する暗号署名方式は異なります。ECDSA(楕円曲線DSA)とSchnorr署名は、ブロックチェーンプラットフォームで使用される2大楕円曲線です。ビットコインやイーサリアムなどのシステムは、ECDSAを使用しています。Schnorr署名はもともとECDSAの代替として提案されましたが、これもPolkadotなど複数のブロックチェーンネットワークで使用されています。

Cardanoは、楕円曲線Curve25519を基本曲線とするエドワーズ曲線デジタル署名アルゴリズム(EdDSA)を使用します(別名Ed25519)。これは、迅速な署名検証と小さな署名サイズを提供し、ブロックチェーン全体のパフォーマンスとセキュリティの向上に役立ちます。さらに、Ed25519は特定のタイプの暗号攻撃への耐性を考えて設計されているため、安全面に優れた選択肢となります。Monero、Rippleなど

IO ScotFest開催:Voltaireの時代

IOGと一緒にCardanoの実績を祝い、今後のプランを確認しよう

2022年 11月 4日 Tim Harrison 6 分で読めます

IO ScotFest開催:Voltaireの時代

エディンバラ ‐ スコットランドの首都であり、CardanoのOuroborosプロトコルの生誕地であるここで、今月IO ScotFest: the age of Voltaireが開催されます。11月18日と19日にこの町の有名な大学で開催される、世界有数のプルーフオブステークブロックチェーンであるCardanoを祝う仮想イベントから、Input Output Global(IOG)チームは、スピーチ、プレゼンテーション、プロジェクトの最新情報、発表をライブストリーミングし、5年以上にわたるその成功を記念します。

ScotFestに続く2日間は、スイスでCardano財団主催によるサミットが開催されます。

ScotFestで、IOGはCardanoを開発した企業としての実績と、今後のプランの概要を紹介します。

Voltaireの時代

Cardano…

Vasil:今後の展望

機能、パフォーマンス、スケーラビリティの向上。VasilアップグレードがCardanoにもたらすものとは

2022年 9月 16日 Tim Harrison 18 分で読めます

Vasil:今後の展望

Vasilアップグレードのデプロイまでおよそ1週間と迫りました。これにより、Cardanoの機能が大幅に改良、強化されます。Plutus v2の機能と強化によりDApp開発者は新しいエキサイティングな体験を生み出すことが可能となり、拡散パイプラインによってスループットとネットワーク容量拡大の可能性への鍵が開かれます。

Cardanoエコシステム全体で、Vasilに向けた準備は着々と続けられてきました。IOGのコアエンジニアリングチーム、Cardano財団、SPO、DApp開発者、取引所は徹底したテストと統合への取り組みを続け、良好な結果が得られています。IOGとCardano財団の共同チームはハードフォークコンビネーターを使用して、9月22日にプロトコルレベルでVasilをデプロイします。新しいPlutusコストモデルを伴う新機能(ノードとCLI…

CardanoのVasilアップグレード:その展望

新機能や改良により、Cardanoに機能性、パフォーマンス、相互運用性の向上をもたらすVasilアップグレード

2022年 7月 4日 Tim Harrison 15 分で読めます

CardanoのVasilアップグレード:その展望

Vasilアップグレードにより、Cardanoのパフォーマンスと機能が大幅に向上します。ここ数年、ネットワークは徐々に改良され続けており、2021年にはNFT、マルチ資産、スマートコントラクトも導入されましたが、率直に言って、VasilはShelleyによるステーキング導入以来の最も大規模なネットワークアップグレードになります。

6月、ノードチームは最新のCardanoノードバージョン1.35.0をリリースしました。これはVasilアップグレードの基盤となるものです。この最新リリースは、Vasilアップグレード後に、参照インプット、インラインデータム、参照スクリプト、担保アウトプット、Plutus V2プリミティブのノードおよびCLIサポートを含む、新しいPlutus機能の使用を可能にします。

6月28日、IOGチームは、Cardanoテストネットのハードフォークに更新提案を送信し、メインネットのVasilアップグレードへ向けたカウントダウンを開始したと発表

Tim Harrison

Tim Harrison

VP of Community & Ecosystem

Communications