Lace:スピード、簡易性、そして、シームレスなフロー
現在開発中のIOGの新ライトウォレットが、クリプトユーザーに優れた機能と使いやすさを提供し、普及を推進
2022年 6月 10日 4 分で読めます
ウォレットは、暗号資産ユーザーが自分のデジタル資産を安全に保管し、アクセスすることを可能にします。デスクトップからモバイルアプリケーション、ハードウェア(USBタイプ)デバイスまで、その形式はさまざまです。
DaedalusウォレットはIOGのフルノード実装で、ブロックチェーン履歴と完全に同期されたデスクトップアプリケーションです。フルノードウォレットはテックサヴィ系のユーザーには適していますが、大量のリソースを消費し、ブロックチェーンの全コピーを持つため同期時間がかかります。したがって、自分の資産に素早くアクセスする必要のあるユーザーにとって、フルノードウォレットは必ずしもベストな選択肢ではありません。Cardanoが一般的なユーザーに受け入れられ、発展途上の市場に広がっていくにつれ、代替手段が必要となります。
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Cardanoの使用する画期的なプルーフオブステーク型のコンセンサスプロトコルOuroboros(ウロボロス)に関し、耳にされている方も多いだろう。ビットコインや現在ではイーサリアムなど、初期の暗号通貨が基盤としているプルーフオブワークに代わるプロトコルとして、エネルギー効率とサステナビリティを強化したOuroborosは、査読済み研究を通じて開発された初のブロックチェーンコンセンサスプロトコルだ。
エディンバラ大学のAggelos Kiayias教授主導のもと、Ouroborosとそれに続く各実装は、世界最大の課題の一部を安全かつ大きな規模で解消するための新たなベースラインを提供する。
認識は教育から始まる。本稿では、したがってOuroboros…
相互運用性はブロックチェーンの成長の鍵
ブリッジ、サイドチェーン、AGIX ERC20コンバーターが、Cardanoのクロスチェーン開発のソリューションを提供
2022年 4月 28日 13 分で読めます
Cardanoは、開発者やブロックチェーンファンの幅広いコミュニティを堅実に拡大しています。Cardanoブロックチェーンの詳細を見ると、Cardanoには現時点で450万を超えるネイティブトークン、5000を超えるNFTプロジェクト、全体で900を超えるプロジェクトが現時点で構築されています。
この成長を支えるために、コミュニティは現在Cardanoのより幅広い普及に取り組んでいます。他のブロックチェーンとも機能する能力、いわゆる相互運用性がこのカギとなります。
Input Output Global(IOG)は、ブロックチェーンブリッジ、サイドチェーン、そしてAGIX ERC20コンバーターに注目しています。スケーラビリティ、テクノロジーの適用、使いやすさを向上させるために、ブロックチェーン間の通信を可能にする核となる機能が存在します。
相互運用性
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Basho(バショウ)開発期を通じて、需要の高まりに応じた台帳の最適化とスケーリングが続けられます。パラメーターの調整とノードのアップグレードとともに、Plutusの機能は堅調に開発が続けられています。
Plutusは生きた、進化するスマートコントラクト言語です。この進化において、CIP(Cardano改善提案)が重要な役割を果たします。CIPメカニズムを通じて、誰もがCardanoの改善案を提案することができます。CIPはコミュニティによるエンゲージメントと提案のレビューを促します。改善案はCardano財団のGitHubリポジトリで継続的に維持されます。
このうち2つの詳細を見てみましょう。参照インプット(CIP-31)と参照スクリプト(CIP-33)の各CIPはすべてCardanoに実装されるべく提出され、6月のVasilハードフォークで実装予定に含まれています。他のスケーラビリティ向上の手段とともに、こうしたPlutusの強化は、Cardanoにおける分散型アプリケーション(DApp)、分散型金融(DeFi)、リアルFi…
IOGの新部門、開発者エクスペリエンスが開発アジリティを改善
社内プロセスを皮切りに、より優れたソリューションの構築とCardano開発エクスペリエンスの最適化に取り組む
2022年 1月 13日 5 分で読めます
グローバルリーチを意図して設計され、機能を強化したCardanoは、今やコア機能から生きたスマートコントラクトプラットフォームへと移行しています。Cardanoの成長と成熟をけん引しているのは、段階的な最適化と、科学的に検証されたシステム改良です。
「性急に動いて物事を破壊する」のは、Cardanoの構築方法ではありません。テクノロジーの最前線で、その中心にリサーチアジェンダを据えて取り組むなか、私たちは、数学的仕様記述やプロパティベースのテスト、高保証性ソフトウェアシステム配信の証明といった形式手法を使用し、ユーザーが安心してデジタル資産を管理できるように努めています。
プログラム可能性
コアシステムコンポーネントが正しく機能することを確実に保証するために、プログラミング言語の基礎としてHaskell…
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