ブログ > 筆者 > Anthony Quinn

CardanoがValentineアップグレードと小回りの利くノードで進化

先頃導入された変更で、他のブロックチェーンとの互換性が向上し、ダイナミックP2Pの追加によりネットワーク全体の効率が向上

2023年 5月 2日 Anthony Quinn 11 分で読めます

CardanoがValentineアップグレードと小回りの利くノードで進化

Cardanoは、新しい分散型金融システムをホストできるブロックチェーンとして、着実に前進しています。「ハードフォーク」を使って実装された近年最大のこのアップグレードでは、ステーク委任、ネイティブ資産、NFT、PlutusとMarloweのスマートコントラクトプラットフォームが追加されました。 

今年に入ってからの改良は一見些細なもののようですが、Cardanoを第三世代ブロックチェーンとして定義する相互運用性、スケーラビリティ、サステナビリティといったコア領域すべてに影響を与えるものであるうえ、Plutusスマートコントラクトを使用しているソフトウェア開発者を支援するものでもあります。

カーブが増えるごとに、ブロックチェーンリンクは向上

 まず、2月のアップグレードであるValentine…

ステーキングはCardanoの根幹

ステーキング委任はブロックチェーンの継続的成長を支え、ADA保有者は参加することで報酬を獲得

2022年 7月 28日 Anthony Quinn 12 分で読めます

ステーキングはCardanoの根幹

Cardanoステークプールは毎月増加しており、現在アクティブなプールは合計で3000を超えています。2021年が開けた時点では、その数はおよそ2,000でした。さらに、120万のウォレットアドレスからADAがステーキングされています。この過程で、委任レベルは流通している全ADAの74%近くにまで増加しました。これはかなりの実績ですが、それでもまだ全ADAの4分の1がステーキングされていないことになります。これは問題でしょうか。

簡単に答えるなら、問題です。それは2つの理由からになります。第1に、ステーキングにはネットワークを安全に保つ働きがあります。より多くのADAがステーキングされればその効果は強まります。第2に、個人のレベルでは、自分のコインを委任していないADA…

2021:NFT、ロボット、グラフィティが分散化されたスマートCardanoに登場

かつてブログを彩ったBeepleがNFTで億万長者に。ロボットやCardanoグラフィティも登場

2021年 12月 27日 Anthony Quinn 22 分で読めます

2021:NFT、ロボット、グラフィティが分散化されたスマートCardanoに登場

驚くべきことに、コロナ禍によるショックの中でも、2021年1月はなかなか楽しいものでした。Byron(バイロン)からShelley(シェリー)へのアップグレードを実現した2020年はCardanoにとって重要な年でしたが、今年はそれを上回る重要な年となりました。ブロック生成の分散化が達成され、ネイティブトークン、スマートコントラクトが実現しました。そしてこの中には世界初のものもありました。いや、これでは先走りすぎていますね。まずは1月からこの一年を振り返りましょう。

2021年、IO GlobalがADAファンドの委任戦略を設定したことにより、何百ものコミュニティステークプールがその恩恵を受けました。1つを除き、IOGはすべてのパブリックプールを終了し、ステークはコミュニティのオペレーターに移されました。その額はプールごとに300万ADA…

米国の携帯電話事業者がCardanoを指名

2000万人のTVおよびBoost携帯電話利用者向けの新サービス創出を目論むDish Network

2021年 9月 28日 Anthony Quinn 3 分で読めます

米国の携帯電話事業者がCardanoを指名

Dish NetworkとInput Output Global(IOG)は戦力的提携を結び、Nasdaq上場の米国衛星テレビおよび携帯電話ネットワークグループ全体にわたるCardanoブロックチェーンの使用を検討します。 

2社はBoostモバイルネットワーク、Dish衛星テレビ、Slingストリーミングテレビサービスの利用者に、新たなサービスを構築することを意図しています。Dishのテレビ利用者は1140万人、ワイヤレスネットワーク利用者は940万人に上ります。

今月Dishは、5GモバイルネットワークにIBM技術を実装することを決定し、来年夏までに3億8300万人強の米国人口の少なくとも5分の1をカバーすることを意図していると発表しました。

IOGのCharles Hoskinson CEO…

Oasis Proとの提携で開発途上国に金融市場へのよりよいアクセスを提供

発行市場からの低リスク投資における銀行の優位性を打破することを意図したパートナーシップ

2021年 9月 26日 Anthony Quinn 3 分で読めます

Oasis Proとの提携で開発途上国に金融市場へのよりよいアクセスを提供

IOHKとOasis Proは、ブロックチェーン技術を使って開発途上国に発行市場への参加の道を拓く代替取引システムを開発するために、画期的なパートナーシップを結びました。

二社は協力して、起債プラットフォームを創出します。Oasis Proは、米国ですでにOATSPROと呼ばれるマルチ資産代替取引システムを稼働させているOasis Pro Marketsの親会社です。これにより、公的および私的マルチ資産デジタル証券の二次取引が可能になります。

Oasis Proの技術はデジタル証券取引のためのデジタルキャッシュを容易にし、Cardanoブロックチェーンを使ってプロセスから銀行などの仲介者の必要性を排除して、取引手数料を半減します。統合されたプラットフォームは、発展途上国の政府に実行可能で安全な資金調達の代替手段を提供します。