一連のパラメーターはCardanoプロトコルの動作を定義するために使用されます。パラメーターによっては、安定しており、ほぼ永久的に変更せずにおいておけるものもあります。また、より動的なオンチェーンのアクティビティに関連するため(例えばステーキングの環境やADAの価格など)、こうした要素における変更や変動に応じて定期的な調整が必要となるものもあります。
とくに2つの可変パラメーターは、その1つ(あるいは両方)を変更することで、分散化、利回り、およびCardano体験のその他の側面に影響を与える可能性があることから、ステークプールオペレーターのコミュニティで議論を醸し続けています。この2つとは、プールがどのレベルでステークの「飽和」に達し、それ以上の報酬を受け取らなくなるかを決定するk…
IOGは、Cardano、そしてその最初のネイティブ暗号資産であるADAの構築で名を上げました。5年にわたりプルーフオブステーク型ブロックチェーンをリードしてきた安全でスケーラブルな分散型台帳の基盤となるのは学術研究です。
世界各地の研究者や名門大学との協力のもと、IOGは難しい研究課題への取り組みに専心し、フィンテックブロックチェーンインフラ用の堅固な基盤を確立しています。本稿では、分散化技術の研究に携わっている機関や研究所のネットワークの確立について考察します。
IOGの研究を率いるのは、IOGのチーフサイエンティストであり、エディンバラ大学教授のAggelos Kiayiasです。教授、科学者、リサーチフェロー、リサーチエンジニアなど26名のスタッフを含む研究チームは、全員が以下を含む幅広い研究テーマに取り組んでいます。
- 暗号理論
- ソフトウェアエンジニアリング
- 分散型システム
- 人間とコンピューターのインタラクション
- ネットワーク
- フォーマル検証
- プログラミング言語
- 信頼できるハードウェア
- 経済
- …
ブロックチェーンシステムの初期の目的は、金融取引に関して分散型のコンセンサスに達することでした。現在、この目的は達成されています。さまざまなプラットフォームがさまざまな分散化レベルを提供しており、中にはかなり堅牢なものもあります。以来ブロックチェーンは、ビットコインが当初目的としていたものよりも多くの機能を持つよう拡張されています。
…
Cardnaoはまだ比較的若いですが、モーツアルトがメヌエットとトリオを作曲したのも同じ歳でした。モーツアルトは、おそらくその幼さに応じて、浮きたつような(チャーミングと表する人もいます)メロディを書きました。Cardanoの使命も、ユーザーのニーズを満たすバランスの取れたエコシステムの提供という、インスピレーションを搔き立てるものです。
今日は5本のキャンドルが明るく輝いています。思い出の小道の中で、この旅の進むべき道を示す5つのビーコン。そんな、今日のCardanoを形作る一助となった画期的な瞬間を振り返ってみましょう。
2017年9月27日:Cardano - 第三世代ブロックチェーン
2015年、とあるホテルで、Charles HoskinsonとJeremy Wood…
Vasilアップグレードのデプロイまでおよそ1週間と迫りました。これにより、Cardanoの機能が大幅に改良、強化されます。Plutus v2の機能と強化によりDApp開発者は新しいエキサイティングな体験を生み出すことが可能となり、拡散パイプラインによってスループットとネットワーク容量拡大の可能性への鍵が開かれます。
Cardanoエコシステム全体で、Vasilに向けた準備は着々と続けられてきました。IOGのコアエンジニアリングチーム、Cardano財団、SPO、DApp開発者、取引所は徹底したテストと統合への取り組みを続け、良好な結果が得られています。IOGとCardano財団の共同チームはハードフォークコンビネーターを使用して、9月22日にプロトコルレベルでVasilをデプロイします。新しいPlutusコストモデルを伴う新機能(ノードとCLI…
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