Cardanoのイノベーションエンジン、Project CatalystがFund8を開始

3か月ごとに、CardanoトレジャリーからADAで資金調達を受ける機会となるProject Catalystのイノベーションファンドキャンペーンが新たに開始されます。資金調達に値する素晴らしいアイデアを実現するための、構築、創造に役立つ価値あるリソースです。

協力、競争、人間の可能性を高める実験として始まったものが、1年あまりで世界最大の分散型イノベーションファンドになりました。最新のイテレーションFund8では1600万ドル相当のADAを管理します。Fund8ローンチガイドはこちらから確認してください。

グローバルコミュニティが協力して提案、評価し、最終的にどの提案に資金を提供するべきかを決定します。新しい分散型金融（DeFi）アプリケーションから金融包摂の不平等への取り組みまで、すべてが含まれます。もしくはリアルFi。これは、現実世界の経済アクティビティの摩擦を取り除き、現実の人々により低価格の融資や金融商品を提供する、製品のエコシステムを生み出します。たとえば、アフリカの起業家や労働者が所有する共同製造プロジェクトがあります。

プロジェクトのマイルストン

過去7回のCatalystファンドを通じて、毎回新たな、驚くべきマイルストンが達成されました。Fund8に何が用意されているかを楽しみにする前に、前回のラウンドで達成されたばかりの成果を見てみましょう。

Fund7では、開票および集計の結果、ADAの提供対象として269の新提案が選ばれました。各プロジェクトがCardanoコミュニティが設定した24の現実世界の課題と、Cardano初のCatalyst Nativesのパイオニア、COTIが提案した課題1つに対応したものであることを考えると、これは驚異的な量です。Catalyst Nativesは、Catalyst Nativesのパートナーが設定する課題へのソリューション構築を支援するイノベーターにインセンティブを与えることで、エコシステムの成長を目指すパートナーに分散型イノベーションファンド管理を提供する、Cardanoの新しいイニシアチブです。

今回、52,500を超えるウォレットが投票登録され、コミュニティアドバイザーは投票者の決定を支援するために900を超える提案のレビューに参加しました。

ほんの短期間で、Cardanoトレジャリーから資金を受ける提案数は、ほぼ2倍の575プロジェクトとなりました。重要なのは、Fund2での最初のProject Catalystコミュニティの投票以来、100万を超える票が投じられたことです。

執筆時点で、Cardanoトレジャリーは、エコシステムの維持、成長を支えるために、およそ8億ADAを保有しています。前ラウンドで資金を受けた多くのプロジェクトが完了し、現在その結果を披露しています。

新しいファンドキャンペーンへのプロジェクト移行とともに、別の刺激的なマイルストンを達成しました。Fund8のチャレンジ（課題）のすべては、Catalystコミュニティが設定および決定したものです。その最終目的は、Cardanoのオープンソースフレームワーク内で開発者とDAppのエコシステムを加速させることです。Cardanoエコシステムの基礎と開発、コミュニティの開発、アウトリーチ、普及、アイデンティティと相互運用性、Project Catalystの改良などのテーマをめぐり、23のチャレンジが設定されています。

2022年は、今日このブログを読んでいるあなたのような人々によって推進されるイノベーションとプロジェクトによって、過去12か月の成果を凌駕するように設定されています。アイデアがありますか。ぜひご応募ください。

参加方法

2022年2月24日木曜、提案受付が開始されました。当初、草案提出に1週間、提案を改良して完成させるためにさらに2週間の期限が設けられていました。この草稿提出期限は解除され、草稿提出に期限はなくなりました。提案は日本時間3月17日午後8時まで受け付けています。

Project Catalystへはさまざまな参加方法があります。イノベーターとして、有権者として、コメンテーターとして、提案のレビュワーとして、またメンターとしても参加できます。まずは、コラボレーションプラットフォームにアカウントを作ることから始めます。また、毎週水曜日に開催されるProject Catalystのタウンホールに参加するという方法もあります。これは、YouTubeチャネルでライブ配信されます。アイデアがある場合でも、Cardanoの中心部で何が起こっているかについてちょっと興味があるだけという場合でも、ぜひProject Catalystコミュニティにご参加ください。

Project Catalystの詳細を確認したり、Project Catalystを通じて他のユーザーから投稿された課題に参加、回答したりするには、Catalystメーリングリストに登録し、Telegramコミュニティに参加してください。