Cardanoブロックチェーンに高級スピリッツが登場

最高級のスピリッツを購入するとします。自分のスマホでスキャンすることで正規品であることがわかる。開封されたことも異物の混入もなく、すべての材料が原産地まで遡れる。このすべてが、リテーラーやサプライチェーンの誰かを信用する必要なくできる。

これが、認証セキュリティです。そして、2006年創業の国際的な受賞履歴を誇るオーストラリアの蒸留酒メーカー、Strait Brandsの顧客にとって、まもなく現実となります。

Cardanoサミット2021で、Dan FriedmanがStrait Brandsの創業者にしてMDを務めるPhilip Ridyard氏に、ブロックチェーンベースのサプライチェーン認証にAtala SCANを使用することについて話を聞きました。タスマニアのテイマー・バレーを拠点とするStrait BrandsはInput Outputと提携して、Atala SCANを製造および流通プロセスに組み込んでいます。インタビュー全編をご覧ください。

アジア諸国への輸出により、Ridyard氏は、これらの市場でいかに偽造や代用品が蔓延しているかを痛感しました。アルコール産業一つをとっても、偽造品、偽装表示、入れ替えや水増しされた製品が、年間400億米ドル規模で消費者の手に渡っています。10年に及ぶ調査の末に、氏はブロックチェーン技術のもつ不可変性、監査可能性に理想的な解決策を、Input OutputにDan Friedmanなどの理想的なパートナーを見出しました。

Ridyard氏は、「スーパープレミアムブランドの立ち上げには、スーパープレミアムな認証、追跡システムが最重要です」と語っています。 この認証システムにより、Strait Brandsは製品の味と舌ざわりだけでなく、その価値を形作る知的パッケージ全体を提供することができます。これには、タスマニアのStrait Brandsの地理的位置、手つかずの湧き水、地元の生産者との契約、責任をもって調達された原料、そしてカスタムボトルが含まれます。 400万本のAtala対応ストッパー付きボトルが現地で生産され、世界に流通します。

このパートナーシップは、Badger Headというスーパープレミアムシリーズのリリースに合わせて結ばれました。この名称は、蒸留所が位置するBadger Head通りにちなんでいます。Badgerは英国人が地元のウォンバットを指す言葉で、パッケージにはウォンバットのモチーフも使用されています。

また、Strait Brandsは、CNFTに合わせCardanoをテーマとした特別限定版も企画しています。詳細情報は追って発表されます。