PlutusV3でもっと多くのチャンスを引き出す
スマートコントラクトの普及を促し、ガバナンスと投票機能をサポートし、ブロックチェーン間の相互運用性を促進することで、開発者のエクスペリエンスを向上させるPlutusV3
2024年 2月 12日 9 分で読めます
現在SanchoNetでテスト可能なPlutusV3は高度なPlutusプリミティブを導入。これにより、開発者にはより多くのツールが提供され、スマートコントラクトを作成するうえでの可能性が広がります。
Cardanoでスマートコントラクトを繁栄に導くには、開発者エクスペリエンスの向上とスマートコントラクトの普及が不可欠です。この1年間で、コミュニティで構築された開発ツールのホストと代替言語が出現し成長したことにより、開発者の選択肢が増え、Cardanoビルダーのエコシステムが大幅に活性化しました。機能の構築を継続するために、Input Output Global(IOG)のPlutusチームと暗号チームは、MLabsと協力して、パフォーマンス、スループット、スマートコントラクトサイズ、プラットフォーム機能に重点を置きつつ、PlutusV…
Mithrilが強力なセキュリティ設定を提供する方法
Cardanoに構築されたMithrilは、チェーン同期とステータスブートストラップの効率を高めることを目指しながら、セキュリティを優先。その方法を解説します
2023年 8月 23日 8 分で読めます
セキュリティは、あらゆる暗号プロトコルにとって、トランザクションとユーザーデータの完全性、機密性、真正性を保護するために最も重要です。
Cardanoに構築されたMithril(ミスリル)は、チェーン同期とステータスブートストラップの効率を高めることを目指しながら、セキュリティを優先しています。Mithrilは、ステークベースのSTM(閾値マルチシグ)スキームを導入し、現在のブロックチェーンステータスのスナップショットを取得することで、ノードの同期に要する時間を大幅に短縮しました。しかし、プロトコルは、速度とスケーラビリティに妥協することなく、どのように堅牢なセキュリティを維持しているのでしょうか。
本稿では、Mithrilが採用しているセキュリティ設定を詳しく説明し、その回復性を確保するメカニズムを解明します。
Mithrilのセキュリティ
Mithrilは、技術的なプロトコル特性とステーク参加…
Mithril、まもなくメインネットリリース
メインネットリリースに向けた準備が進むMithrilが現在最終テスト段階に。Mithrilとは何か、どのように役立つか、そして参加する方法を振り返ります
2023年 7月 20日 10 分で読めます
Mithril(ミスリル)はステークベースの署名スキームにしてプロトコル。ノードの同期にかかる時間と効率を向上させます。Mithrilはノードの同期時間を短縮し、セキュリティを提供し、分散型意思決定を可能にします。Mithrilを導入することで、Cardanoのネットワークの効率、合理性は向上し、幅広いアプリケーションやユースケースに対応できるようになります。
Mithrilの概念実証は2022年8月に公開されました。12月、チームは公式にMithrilについて発表し、その利点、アプリケーション、ロードマップについて詳しく説明しました。Mithrilは現在最終テスト段階にあり、今年の夏中にメインネットにリリースされる予定です。
本稿では、Mithrilプロトコルの機能をまとめ、そのアーキテクチャーを説明し、関わる方法を案内します。
Mithrilを選ぶ理由
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ダイナミックP2Pがメインネットで利用可能に
ノードv.1.35.6のリリースはダイナミックピアツーピア(P2P)ネットワーキング搭載。ネットワーク参加者は、静的な設定を必要としない自動ノード通信をテストできます
2023年 3月 16日 9 分で読めます
ダイナミックP2PネットワークはCardanoにとって重要な進化であり、ネットワークのパフォーマンス、復元力、分散化をさらに推進します。ピア選択プロセスを自動化することで、ダイナミックP2Pは分散しているノード間で強化された通信を可能にし、リレーノードまたはブロック生成ノードの実行プロセスを簡素化します。これにより、静的な設定や手動によるステークプールオペレーター(SPO)の入力が不要になります。
ダイナミックP2Pは、ノードv.1.35.6の組み込み機能として本日リリース。SPOコミュニティでは、リレーの1つをP2Pトポロジモードを使用するよう更新して、P2P機能をテストすることが推奨されています。今後数週間にわたって、IOGおよびCFチームはSPOコミュニティとともにネットワーク接続を評価し、ダイナミックP2P…
Input Output Global(IOG)とMLabs Ltd.(MLabs)はHydraプロトコルを使用したオークションのリファレンス実装を共同開発しています。この提携の最初の実績が、Hydra Headプロトコルを使用したデジタル資産オークションの実装において可能性のあるアプローチの概要を、それぞれの優位性と現在の限界とともに述べた論文です。本稿では、論文で詳説されているこのテーマについて、概要を簡単に紹介します。
この提携の目的は、オークションアプリケーションを開発するために現行のHydra Headプロトコルの実装が実現可能であることを示すことです。提案されたリファレンス実装はまた、Hydra Headプロトコルの設計を、Cardanoエコシステムの具体的なユースケースに合わせて建設的に決定します。
オークションという用語
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