IOG、Hyperledger FoundationにAtala Prismで貢献
分散型IDツールスイートのAtala PrismがHyperledger LabのオープンソースコードベースであるOpen Enterprise Agentに
2023年 12月 4日 5 分で読めます
Open Enterprise Agentは、分散型ID用のソリューションや製品を作成するための、スケーラブルで堅牢、高性能でユーザーフレンドリーなプラットフォームを提供します。構築言語は高度な同時実行システムで知られるScala。SSI(自己主権ID)の分野全体でブロックチェーンのタイプを選ばないというビジョンを掲げ、W3C標準とHyperledger Aries RFCに準拠しています。
コミュニティの参加とオープン性は、プラットフォームの長期的安定性の核をなす原則です。私たちの目標は、さまざまなエコシステムにわたって明日の信頼できるインフラを実現することです。
そのためには、コミュニティと協力して長持ちするソフトウェアを開発し、これを基礎として構築している人々から信頼を得なければなりません。Hyperledger Labを作ったのはこのためです。ここでコミュニティと共に、コミュニティのために構築します。
言語の柔軟性
合理化されたREST APIを通じて、Open Enterprise Agentではほとんどのプログラミング言語でコントローラーを自由に開発でき、多様な開発環境に柔軟に対応できます。
Scalaに構築
Scalaに構築されたこのエージェントはスケーラビリティと信頼性を考慮して作られているため、高度な同時実行システムを構築するための理想的なオプションとなっています。
ブロックチェーン統合
このエージェントはCardanoブロックチェーンをVDR(検証可能なデータレジストリー)として使用し、高いレベルのセキュリティ、スケーラビリティ、可用性を保証します。
クラウドエージェント設計
クラウドエージェントとして設計されたPRISM Open Enterprise Agentは、利便性とアクセシビリティを確保するように設計されています。
プラットフォームのサポート
このエージェントは、JVM(Java Virtual Machine)ベースのアプリケーションです。Docker対応のコンテナーランタイム環境や、Linux/AMD64またはLinux/ARM64を実行する物理ホストまたは仮想ホストなど、さまざまなプラットフォームで実行できます。
エージェントタイプ
Open Enterprise Agentは、発行者、保有者、検証者など、分散型IDエコシステム内のさまざまな役割に対応します。
クレデンシャルタイプ
このエージェントはW3C JWT-VCをサポートしており、AnonCredsの実装を進めてさまざまなクレデンシャル形式への取り組みを示しています。
DIDCommプロトコルのサポート
このエージェントはDIDComm V2を活用して、Mediator Coordinator、Issue Credential、Present Proof、Report Problem、Routing Protocolといったさまざまなプロトコルをサポートします。
デジタルIDの未来は今始まる
Hyperledger LabであるOpen Enterprise Agentは、デジタルIDエコシステムを可能にし、分散型IDの未来へとリードします。汎用性の高い強力なソフトウェアエージェントとして機能し、使いやすいREST APIでシンプルな統合を実現します。業界標準プロトコルのサポートと相互運用性への取り組みにより、幅広い分散型IDのユースケースに理想的なオプションとなります。
Atalaは、このエージェントの微調整を支援するために、時間と労力をボランティアで提供し、建設的なフィードバックを提供してきた緊密なコミュニティに感激しています。エージェントをオープンソース化することは、完全な透明性を提供し、Atala PRISMコミュニティを完全に一体化するための自明のステップでした。Atala PRISM早期導入者の中には、現在Open Enterprise Agentのメンテナーとなった者もいて、すでにこれをベースとしてソリューションが構築されています。
エージェントのオープンソース化に伴い、コミュニティのための新しいホームAtala PRISM Discordも立ち上げました。
今すぐコミュニティに参加してください。
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