Cardanoを構築したInput Output Globalが、ブロックチェーンの将来のために450万ドルを出資してエディンバラ大学に研究ハブを設立

• 研究ハブはブロックチェーン技術の研究と学習の深化を促進
• 立ち上げは、スタンフォード、エディンバラ、カーネギーメロンのハブに対するIOGの投資に続く

英国エディンバラ、2022年11月17日：ブロックチェーンCardanoの主要開発者であるInput Output Global, Inc.（IOG）は本日、ブロックチェーン技術の開発を加速することを目的とした新しい研究プロジェクトに資金を提供するために、エディンバラ大学の研究ハブに450万ドルを資金提供したことを発表しました。この寄付は、IOGの広範な学術プログラムの一部を成し、新興技術の業界標準とベストプラクティスを設定するための継続的な研究を育成することを目的としています。

Input Output Global Research Hubは、エディンバラ大学とIOGの共同作業であり、科学的知識を深め、ブロックチェーンと分散型台帳業界における研究に新しい標準を設定します。このハブにより、大学生や研究者がこの技術に関する新しいプロジェクトを提案できるようになり、業界全体で基礎研究への関心が高まり、専門外の研究者でもその機能をより簡単に探索できるようになります。IOGと大学の代表者で構成された運営委員会が主導し、プロジェクトの提案を検討し、資金を割り当てます。

この立ち上げは、IOGとエディンバラ大学との既存の関係をベースに構築されており、以前には情報学部内にブロックチェーン技術ラボを設立しています。また、今年8月にスタンフォード大学に出資しブロックチェーン研究ハブが無事立ち上った他、IOGのCharles Hoskinson CEOが2,000 万ドルを寄付して、ペンシルバニア州のカーネギーメロン大学にHoskinson Center for Formal Mathematics（形式数学センター）を設立しています。

ハブに提出される提案には、IOGの製品とシステムに関連する要素が含まれます。これにより、ビジネスは学術的に厳密な形式手法に引き続き重点を置くことができ、これがすべての製品に適用されます。IOGの研究者は160以上の学術論文が収まるライブラリーに貢献しており、その多くは査読を受け、主要な学術会議で発表されています。その研究チームには、エディンバラ大学情報学部のサイバーセキュリティおよびプライバシー主任でもある、チーフサイエンティストのAggelos Kiayias を含む、多くの一流学者が含まれています。

Input Output Globalのチーフサイエンティストにしてエディンバラ大学のサイバーセキュリティおよびプライバシー主任、ブロックチェーン技術研究所のディレクターであるAggelos Kiayias教授FRSEは次のように語っています。：「Input Outputは、ブロックチェーン分野で基礎研究と応用研究の作成とサポート両面におけるパイオニアです。IOGとエディンバラ大学情報学部との間の長期にわたる協力により、証明可能安全性をもつプルーフオブステーク型ブロックチェーンプロトコルスイートのOuroborosから、プルーフオブワーク型ブロックチェーンが抱えるエネルギー効率の問題を解決する道を拓く証明可能安全性をもつプルーフオブユースフルワーク型プロトコルOfelimosまで、過去5年間でこの先進技術に多くの進歩がもたらされました。この新しい研究ハブの設立は、学際的な研究に重点を置きつつ大学全体でこの研究を継続および拡大する上で、とくに歓迎すべき発展であり、重要なマイルストンです」

IOGのCharles Hoskinson CEOは次のように語っています。「IOGは以前からエディンバラ大学と協力してきましたが、この新しい研究ハブによって、業界を発展させ続けることができ興奮しています。 エディンバラのような一流機関と協力して、これらのブロックチェーン研究ハブを設立することは、学術的厳密性を業界標準にするという私たちのビジョンにとって不可欠です。このハブの最終目標は、これから出てくる新しい学びに基づいて、ブロックチェーン開発をより急速に成長できるようにすることです」