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IOGの委任第3ラウンドはステークプールオペレーターに意見表明の機会を提供

推薦に基づきADAステークを受け取る100プールを選考

2021年 10月 27日 Dominic Swords 5 分で読めます

IOGの委任第3ラウンドはステークプールオペレーターに意見表明の機会を提供

IOG委任プログラム第3回で委任先に選ばれた100のCardanoステークプールが発表されました。これは、ステークプールオペレーターがCardanoコミュニティへの貢献度に基づいて推薦した520候補から選ばれました。

選ばれたすべてのプールは、活力のあるプールエコシステム促進戦略に則り、IOGからおよそ300万ADAのステークを委任されます。IOGは、プールに大規模なステークを数か月間にわたって委任することで、ブロックチェーンに最新のデータブロックを生成するプールのチャンスを増加させます。ブロックが生成されると、そのプールは報酬を得て、プールオペレーターとそのプールに委任したすべてのADA保有者間で分けることになります。

参加したプールオペレーターのほとんど(84%)が別のプールを候補に挙げ、7%は別のプールを推薦しただけで、自らは委任先として応募しませんでした。今回委任を受けたすべてのプールは別のオペレーターから推薦されています。

IOGのヘッドオブコミュニティ、インサイト、エンゲージメントであるBen O’Hanlonは次のように語っています。「参加した全520プールの推薦を考慮してはいますが、選考プロセスはこちらの裁量によるものです。しかし、選ばれた100プールがコミュニティの意思を反映していることは明白です」

O'Hanlonは続けます。「プルーフオブワーク(POW)とプルーフオブステーク(POS)の主な違いはPOWはネットワークから価値を抜き取ることです。POSでは、ステークプールオペレーターは委任を惹きつける必要があるため、エコシステムの他の利害関係者とより強い関係を持ちます。だからこそ、推薦がこれほど関心を引くのです」

構築、作成、教育のために他者と一緒に参加することは、この選ばれたプールの顕著な特徴の1つです。GitHubのEssential Cardanoページには、SPOにより作成された、または開発途上にある30を超えるツールやリソースが追加されています。これにより、誰もがエコシステムで目的のものを見つけたり、GitHubユーザーが提案を追加することが容易になっています。

以下は、選ばれた100プールの表です。

はじめの2ラウンドでは使命主導型および小規模な「培養型」プールを優先にしましたが、今回のラウンドでは、抜きんでていると思うオペレーターによる貢献をノミネートするようプールにお願いしました。またステークプールオペレーター(SPO)には、グリーンエネルギーの使用といった環境問題に関する質問も投げかけられました(回答は稿を改めて公開します)。

O'Hanlonは言います。「最初の2回の委任ラウンドで明らかになったのことは、SPOは、自分たちが目にした静かに実行されている優秀な仕事がすべて認知されて欲しいと思っているということです。これが私たちが耳にしたフィードバックです。したがって、これを受けて、SPOに推薦する機会を提供することを決めました」

すべての委任先決定に異論が出ないわけではありませんが、今年初めからの進歩、そして、この戦略が出してきた結果を心に留めておくことが重要です。ステーキングプロセスが設定されたとき、IOGは20のパブリックプールを運営していました。ここには自社所有のADAを委任していました。去年12月に1つを残してこのすべてを終了させ、委任プロセスを介して一部のステークをプライベートプールに移しました。初回の「委任先募集」は12月10日(エイダ・ラブレスの誕生日)でした。

第2ラウンドでは、使命主導型プール、地理的分布(接続障害を最小化するため)、ソーシャルおよびコミュニティ活動(Cardanoブロックチェーンの「物語を伝える」ため)、中の下規模のネットワークの「コア」をサポートすることに、より重点が置かれました。

今回の第3ラウンドは、ブロック生成が100%プールの手に委ねられるというCardanoの主要な使命の1つを達成した中で開始されました。ステークプールの運営は競争の激しいビジネスです。また、結果は保証されていません。しかしIOGは本戦略の一環として、これまでに300の委任を行いプールを直接支援してきました。

選ばれた最新100のプール、3000余りのアクティブなプールについての詳細は、AdapoolsまたはPooltoolでご覧いただけます。これらのコミュニティが構築したプラットフォームでは、それぞれティッカー風の名前を使って詳細情報を検索できます。検索機能は使い方が異なりますが、やや時間をかけてでも違いを理解する価値があります。