OrionがCardanoにワンストップの暗号市場をもたらす

ブロックチェーン業界の成長が見出しを飾り続け、暗号通貨が新しい投資家にとって避雷針になっている一方で、メインストリームへと真に普及させるための努力は続いています。市場の変動、矛盾するメディアのトーン、理解の欠如も部分的には理由となりますが、多くの潜在的な暗号投資家を押しとどめているのは1つの重要なハードルです。デジタル資産は単に購入しにくいのです。

Orion Protocolは、デジタル資産市場全体への最初の分散型ゲートウェイとなることを目指しており、分散型と集中型の両取引所、およびスワッププラットフォームの流動性を集約します。究極の目標は、ブロックチェーンで売買するためのワンストップショップを創出し、すべての主要な取引所の暗号資産トレーダーに単一のノンカストディアル型アクセスポイントを提供することにより、暗号をメインストリームへの普及に向けて推進することです。さらに、NFTのようなデジタル資産に従来の金融市場と同じくらい簡単にアクセスできる未来を模索しています。最終的に、Orionはすべての投資家のためにすべての市場をまとめようとしています。完全に機能するようになると、NFTと暗号通貨へのアクセスは株式や商品を購入するのと同じくらい簡単になります。

OrionのTimothea Horwell CMOは、今月のCardano360に参加し、Cardanoを自社の取引ターミナルに統合するという計画を発表しています。このターミナルは、広範なKYC（Know-Your-Customer）およびマネーロンダリング防止（AML）をチェックする煩わしさなく、すべての人々が主要な暗号資産取引所にアクセスする方法を開拓します。Orionの取引ターミナルは、新規投資家の参加を容易にすることに加えて、投資家が取引所全体でベスト価格を確実に得られるようにします。

今年後半、CardanoユーザーはOrionの分散型ゲートウェイにアクセスして、より広い暗号資産市場で資産を売買できるようになります。Orionは長期的に従来の金融市場とNFT市場の両方をプラットフォームに含むことを目指した取組みを行っています。NFTオークションで6900万ドルを獲得したビープルの「Everydays」のような画期的なデジタルアートの販売などにより、今年は価値、普及、一般の理解が大幅に高まっています。究極的に、従来の投資家を取り入れながら急速に進歩する市場を組み込むことができる堅牢でスケーラブルなブロックチェーンの必要性が、OrionをIOHK、そしてCardanoと結びつけたのです。

「Orionを広く普及させるうえで、スケーラビリティは極めて重要です」とHorwell氏は述べています。「デジタル資産市場への単一のアクセスポイントになるには、そのようなプラットフォームで発生するトランザクションを効果的かつ効率的に処理できる、堅牢でスケーラブルなインフラストラクチャーが必要です」

Orionのワンストップショップは近い将来デビューを果たすでしょう。それまでの間、詳細は公式ウェブサイトまたはマンスリーアップデートをご覧ください。また、YouTubeチャネルに登録して、今月のCardano360をお見逃しなく。