ダイナミックP2Pがメインネットで利用可能に
ノードv.1.35.6のリリースはダイナミックピアツーピア(P2P)ネットワーキング搭載。ネットワーク参加者は、静的な設定を必要としない自動ノード通信をテストできます
2023年 3月 16日 9 分で読めます
ダイナミックP2PネットワークはCardanoにとって重要な進化であり、ネットワークのパフォーマンス、復元力、分散化をさらに推進します。ピア選択プロセスを自動化することで、ダイナミックP2Pは分散しているノード間で強化された通信を可能にし、リレーノードまたはブロック生成ノードの実行プロセスを簡素化します。これにより、静的な設定や手動によるステークプールオペレーター(SPO)の入力が不要になります。
ダイナミックP2Pは、ノードv.1.35.6の組み込み機能として本日リリース。SPOコミュニティでは、リレーの1つをP2Pトポロジモードを使用するよう更新して、P2P機能をテストすることが推奨されています。今後数週間にわたって、IOGおよびCFチームはSPOコミュニティとともにネットワーク接続を評価し、ダイナミックP2P…
Input Output Global(IOG)とMLabs Ltd.(MLabs)はHydraプロトコルを使用したオークションのリファレンス実装を共同開発しています。この提携の最初の実績が、Hydra Headプロトコルを使用したデジタル資産オークションの実装において可能性のあるアプローチの概要を、それぞれの優位性と現在の限界とともに述べた論文です。本稿では、論文で詳説されているこのテーマについて、概要を簡単に紹介します。
この提携の目的は、オークションアプリケーションを開発するために現行のHydra Headプロトコルの実装が実現可能であることを示すことです。提案されたリファレンス実装はまた、Hydra Headプロトコルの設計を、Cardanoエコシステムの具体的なユースケースに合わせて建設的に決定します。
オークションという用語
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Mithrilは、全履歴の読み込みなしでCardanoブロックチェーンの現在のステータスを取得できるようにするソリューションです。以前の投稿では、Mithrilプロトコルが機能する仕組みを説明し、概念実証のリリースに関する情報を更新しました。
エディンバラで開催されたIO ScotFestで、PaloITのテクニカルリード、Jean-Philippe Raynaudと、IOGのCardanoリード暗号理論エンジニア、Inigo Querejeta Azurmendiは、Mithrilのメリット、アプリケーション、ロードマップについて詳しく紹介しました。
スケーラビリティの向上を達成
スケーラビリティと大規模な普及を達成するための課題の1つが、チェーンとの高速で安全なインタラクションです。フルノードで稼働しているDApp…
IOGがCardanoに提供したもの
Cardanoの開発は系統的な研究に基づく意図的なイノベーションへのアプローチによって導かれています。5段階以上の開発期を経て、IOGはイノベーションや最新の機能を導入。各段階とも前段階の成果をもとに構築されています
2022年 11月 18日 20 分で読めます
本稿は、全IOGチームからの情報をもとに、Fernando SanchezとOlga Hryniukが執筆しています。
歌のない労苦は終わりのない辛い旅をしているようなものだ
はじめに
Cardanoブロックチェーンの開発は、系統的な研究に基づく意図的なイノベーションへのアプローチによって導かれています。Cardanoのイテレーションはたった7つのノードからなる連合型ネットワークから始まり、Input Output Global(IOG)は一度に1つずつ、ブロックチェーンの設計に新機能を追加してきました。5段階以上の開発期を経て、IOGはイノベーションや最新の機能を導入。各段階とも前段階の成果をもとに構築されています。
追加されるごとに、Cardano…
ZK-Lab - ゼロ知識証明の基礎を研究
高保証ブロックチェーンソリューションの提供でIOGと提携するエディンバラブロックチェーン技術研究所の姉妹ラボ、ZK-Lab
2022年 11月 18日 6 分で読めます
ブロックチェーン研究開発の大手企業Input Output Global, Inc.(IOG)は分散型技術の研究と安全なブロックチェーンソリューションの提供のために一流大学や研究ハブと協力しています。
最近のブログ記事では、IOGが、関数型正確性と研究ベースの実証に基づくブロックチェーン技術の研究に携わる諸機関およびラボからなるネットワークをいかに確立したかを論じています。今回は、ZK-Lab、すなわちゼロ知識証明(ZKP)の基礎研究を行うゼロ知識ラボを紹介します。
ZKPを取り上げる理由
分散型コンピューティングパラダイムの勃興は、主権者が自身のデータを管理する安全な手段を確立することへの関心を再燃させています。ZKPを使用すると、一方の当事者は、特定の声明または主張が真実であることを、内容を明らかにすることなく他方に証明できます。
1985年のGoldwasser, Micali, and Rackoffの論文「The Knowledge Complexity of Interactive Proof-Systems(対話型証明システムの知識の複雑性)」で最初に提案されたZKPは、科学理論家と実務家の関心を一様に捉えています。ZKPは当初、その複雑で理論的、そして基本的な側面が高く評価されていましたが、デジタルID…
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