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How does Casper compare to Ouroboros?

Differences between the proposed Ethereum protocols and Cardano’s consensus algorithm

2018年 8月 9日 Prof Aggelos Kiayias 13 分で読めます

How does Casper compare to Ouroboros?

TL;DR In response to recent discussions in social media, we give a brief comparison of the Ouroboros and Casper proof-of-stake protocols.

Ouroboros is a formally specified and analysed protocol with mathematically proven security guarantees based on clearly specified assumptions. The protocol description, models and proofs are all public. Hence, the underlying assumptions, the…

On the Ouroboros Design: How rigour and engineering are essential for critical infrastructure

2018年 1月 11日 Prof Aggelos Kiayias 7 分で読めます

On the Ouroboros Design- How rigour and

A blog post on the Steemit website appeared recently making a number of claims regarding Ouroboros. The article contains several factual inaccuracies. For instance, it is claimed that “DPOS” in the Ouroboros paper stands for “delegated proof of stake”, while in fact, DPOS means “dynamic proof of stake”, or that the protocol requires a "2/3+" ratio of parties being honest, while…

ブロックチェーンの11の原則:ブロックチェーン権利章典に向けて

2024年 10月 11日 Prof Aggelos Kiayias 9 分で読めます

ブロックチェーンの11の原則:ブロックチェーン権利章典に向けて

ブロックチェーンシステムの設計は挑戦的な試みである。そしてこれは継続的なプロセスでもある。ブロックチェーンシステムは長寿であり、その寿命の間に進化する要件を捕捉することを目的としているからだ。そのため、ブロックチェーンプロジェクトのコミュニティは、ブロックチェーンシステムの未来をさまざまな方向に「フォーク」させるような難しい決定に直面することが多く、その結果を完全に予測するのは難しい。コミュニティの意思決定には、さまざまな形で相互に対立し影響を与え合う可能性のある高度に技術的な提案を評価することが頻繁に必要となる。

ステーブルフィーと分散型リザーブシステム

公正で安定し、長期的に予測可能な手数料を実現するための新たなメカニズムを考察

2021年 6月 10日 Prof Aggelos Kiayias 10 分で読めます

ステーブルフィーと分散型リザーブシステム

暗号資産プラットフォームで取引きを促進する際に、直面するのはプラットフォームを支える資産活用の二重性です。一方でユーザーはこれを投資ポートフォリオの一部として保有および取引きします。他方、これはトランザクションを処理するために必要な「燃料」を供給します。

この二重性は、システムがトランザクション費用を競争力があり、かつ合理的なものにしておけるように調整する必要があることを示唆しています。また、分散型プラットフォームの単位時間ごとに制限が付いたスループットは別のハードルをもたらします。システムはユーザーが、個人のニーズに応じたタイムリーなトランザクション処理のための適正価格を発見できるようにする必要もあります。

ではなぜトランザクション手数料を下げてしまわないのでしょう。これには3つの理由があります。…

バベルフィー - トランザクションコストをネイティブトークン建てに

トランザクション手数料をCardanoユーザー定義のトークンで支払える新たなメカニズムを導入

2021年 2月 25日 Prof Aggelos Kiayias 9 分で読めます

バベルフィー - トランザクションコストをネイティブトークン建てに

ダグラス・アダムズの古典『銀河ヒッチハイク・ガイド』で、バベルフィッシュはどんな言語でも母国語に翻訳してくれる生き物です。このファンタジックな普遍的翻訳により、宇宙で無数に存在する言語の違いにも拘わらず、意義のあるやり取りが確保されます。

暗号通貨の世界では、スマートコントラクトのプラットフォームは無数のカスタムトークンの開発を可能にします。では、自分好みのトークンを使ってプラットフォームとやり取りすることは可能なのでしょうか。「バベルフィー」メカニズムがあれば、任意のトークンをプラットフォームがトランザクションを送信するために必要とする形式に翻訳することができます。