Symphonyの元COOが、新しいMidnightブロックチェーンプロジェクトのCEOとしてCardanoを構築したIOGに参加

世界をリードする持続可能なブロックチェーンプラットフォームCardanoの開発に携わるソフトウェア研究開発会社Input Output Global, Inc.（IOG）は、データ保護に焦点を当てた新しいプロトコルMidnightのCEOにEran Barakを任命しました。

Barakは、金融サービス業界で管理職を歴任し、最近では、世界で最も安全でコンプライアンスに対応した金融サービスワークフロー企業であるSymphony社の設立を支援し、最高執行責任者を務めました。

また、金融サービス向けのオープンソースソリューションを推進する組織FINOS（Fintech Open Source Foundation）の設立にも貢献しました。

顧客エンゲージメントプラットフォームAmdocsおよび大手コンテンツアグリゲーターであるThomson Reutersでの幹部経験も持ちます。

IOGでBarakは、昨年末に発表された新しいブロックチェーンプロトコルMidnightを構築するビジネスユニットをリードし構築するという新たな役割を担います。

現在開発中のMidnightは、原理と完全性を備えたグローバル規模のアプリケーションのためのプラットフォームです。開発者、企業、政府、個人を対象としたMidnightは、データ保護を第一とした新プログラミングモデルを活用し、ユーザーに、より安全な操作を提供しています。このプラットフォームは、ゼロ知識証明暗号理論（ZK証明）とプライベートおよびパブリックコンピューティングの組み合わせを使用して、コンプライアンスのニーズを満たしながら機密性の高い個人データと商用データを保護するトラストレスエコシステムを作成します。ユースケースには、金融ワークフロー、医療記録、サプライチェーン活動などが含まれます

Midnightは人気のCardanoブロックチェーンのサイドチェーンとして機能し、そのセキュリティと分散性を継承しながら、Cardanoのユーティリティを大幅に拡張し、機密データの取引き、公開、または共有を求める個人や組織に貴重な新しいユースケースをもたらします。

IOGの共同創立者にしてCEOのCharles Hoskinsonは次のように語っています。

IOGは創業以来、ブロックチェーン分野におけるイノベーションの限界を押し広げてきました。Midnightは、デジタルIDとデータの個人所有権の前提に挑戦するだけでなく、機密システムを構築するために必要なツールをユーザーに提供することを目指しています。Midnightは、政府、企業、消費者が、安全かつコンプライアンスに準拠しながら、どのデータを公開するか、自由に決定することを可能にします。Midnightのような製品を市場に出すには、製品の核となるもの、そしてそれがグローバルなデジタルエコシステムにもたらすメリットを理解している人材が必要です。Eranは、ビジネスの構築と金融サービスにおける革新的なテクノロジーの推進における実績により、真に革新的な製品を市場に投入していく上で最適な人物です。

IOGのMidnight CEO、Eran Barakは次のように述べています。

IOGは、厳格な研究と世界レベルのエンジニアリングへの取り組みにより、ブロックチェーン分野のリーダーとしての評判を確立しました。Midnightで、IOGは革新的なテクノロジーを構築し、リスクとコンプライアンス、世界レベルのパフォーマンス、およびコスト予測可能性の3つの要素を提供することで、市場のニーズに対応しています。この素晴らしいチームに加わり、Midnightのビジョンを市場にもたらすお手伝いをできることを嬉しく思います。