アフリカにおける教育を、アクセスしやすく、賄いやすく、より公平なものへ
IOHKとルクセンブルク欧州ビジネス大学(EBU)が新たに戦略的パートナーシップを発表
2021年 8月 24日 4 分で読めます
このたび、IOHKとルクセンブルク欧州ビジネス大学(EBU)は、開発途上国で誰もが教育にアクセスできるようにすることを目指し、新たにエキサイティングなパートナーシップを締結しました。
EBUは有名な教育プロバイダーであり、高等教育および認定プログラムを専門とする非営利団体です。各国36の主要機関と提携し、現在アフリカ大陸25か国で2000人を超える学生の教育にあたっています。私たちは共同で、当社のトレーニングプログラムをより大きなスケールで展開することを意図しています。将来の学生に大きな利益を提供する奨学金プログラムを拡大させることによって、EBUがアフリカの人々の展望を広げる上で極めて重要な役割を果たすことを、私たちは確信しています。
このパートナーシップの目的は、PlutusおよびHaskellのコースをより幅広い聴衆に提供するために教材やコンテンツの資料を拡充し、開発途上国の人々が新たなスキルを身につけ、自立できるようにエンパワリングすることです。
EBUのディレクターであるAlexis Hague氏とJames Mulli博士と密接に協力しながら、この新たなパートナーシップはIOHKの教育ディレクターLars BrünjesがIOHK教育チームとともに支援します。このコラボレーションにより、アフリカの多くの新入生が教材に無料でアクセスできるようになると同時に、この地域におけるIOHKの使命も推進されます。
アフリカにおける教育のリーチを広げる
本プログラムは、増加するHaskellプログラマーの需要を満たし、学生がDeFiソリューションやアプリケーションプログラミング、トークン化プロジェクト、スマートコントラクト開発に取り組むことができるようにするために開発されています。
IOHKは、EBUが学生に提供するPlutus-Haskellコースを、教材やコンテンツ資料を提供することによってサポートします。EBUは、スマートコントラクト開発者の専門知識をアフリカや他地域の学生や関連する利害関係者に提供するというIOHKの目標を促進します。これは、スマートコントラクト機能をもたらすAlonzoリリースに向けて、これに乗り遅れることなく準備を進めようとしている人々にとって、大きなメリットとなります。
奨学金プログラムはどのように機能するか
EBUはカリキュラムにHaskellを加え、EBU認定プログラムに参加する学生にPlutusとHaskellのコースを提供します。費用は€10の手数料のみで、授業料は無料です。さらに、EBUアンバサダープログラムに参加する学生は、新入学生を勧誘するための「Earn as you Learn(学んだだけ稼ぐ)」奨励金を使用してコースを育成するインセンティブを得ます。どちらのリワードも、コースに入学する学生に直接利益を提供し、このプログラムが有機的に成長、拡大する助けとなります。
IOHKとEBUは協力して教育に関する互いの使命の実現をサポートし、開発途上国の人々の機会を創出します。これは、万人のための教育アプローチ、参加者用のインターネットによる学習ハブの提供、ブロックチェーンソリューションの実用的な実装などのツールを使用して達成されます。
登録方法
9月27日に始まるEBUの新学期に先立ち、これらのトレーニングプログラムへの参加に関心のある方は、EBU奨学金ウェブサイトから登録、入学手続きを行ってください。参加者には、入学時に使用するクーポンコードが配信されます。これらのコースにかかる費用はわずかな手数料のみで、授業料は免除されます。質問は、EBU入学担当(EBU admissions)またはEBU事務局(EBU administration)へお問い合わせください。
今後の展望
近い将来、このトレーニングプログラムおよびコンテンツはGitHubで公開する予定です。したがって、他の諸機関もこのアプローチに続き、自身のHaskellおよびPlutusトレーニングコースをロールアウトすることができます。本コンテンツの利用に関する詳細は、まもなく公開されます。
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