Catalyst Circleの紹介

Project Catalystは驚異的な速度で進歩し、開始以来、ファンドからファンドへとほぼ毎回倍増しています。投票数、利用可能な資金、または革新的なプロセスへの単なる参加者数など、あらゆる指標で、CatalystはCardanoの将来の成長にとってかけがえのない支点として存在感を高めています。 Fund4を終えた現在、Project Catalystはコラボレーションおよび分散型イノベーションにおけるパワフルな実験であることが証明されています。

この爆発的な成長に伴い、独自の課題が発生します。Project Catalystは、この段階的な集合知の変化に貢献する、多様化した人々の機能グループに対して、ますます多くの取り組みを行っています。具体的には、コミュニティアドバイザー、資金提供者、ステークプールオペレーター（SPO）、ツールメーカーとメンテナーはすべて、Project Catalystの成功と成長、およびCardano自体の成功に貢献しています。

より多くの価値をもたらす

この多様化の進展により、これまで以上に多くのアイデアや提案を策定できるようになることで、Project Catalystに付加価値がもたらされます。同時に、これらすべてのグループ間でコミュニケーションを取ることが難しくなります。すべてのコホートはその声に耳を傾けてもらう必要があり、そのアイデアや懸念をプロジェクトレベルで議論してもらう必要があります。 簡単に言えば、これらのグループには彼らに変わって行動する代表者と信頼できるリーダーシップが必要です。そのような代表が欠けているか、まったく存在しない場合、Project Catalystの影響は大幅に減少します。これが、Catalyst Circleを導入する理由です。

Catalyst Circleとは

Catalyst Circleは、Project Catalystに参加している多様なグループすべてを代表して行動する「人間センサーアレイ」です。Circleは、Catalystのガバナンスに関する現状と将来のプランを監視します。Catalystエコシステム内で発生する懸念、異論、機会を検知して議論します。Circleは、たとえばファンドごとに割り当てられたチャレンジへのファンド金額の定義、インセンティブパラメーターの変更または条件、Catalyst APIなどについて話し合います。

このアクティビティでは、会議を記録し、すべての人がアクセスできるバックログにアクションを記録することで、コミュニティがProject Catalystに寄せる希望、要望、ニーズ、懸念を把握しできるようにます。Circleには、自身の将来の形を決定し、Circle v2の選出プロセスを定義する責任もあります。 Circleは、次の4つの主要な目標を達成するために存在します。

• 異なる機能グループ間のコミュニケーションを促進する
• 特定のグループ内で超えてはならない一線を超えた場合に注意喚起する
• Project Catalystを形作る計画とプロセスの改善を提案する
• Circle v2の選出プロセスを定義する

メンバーの義務と責任

Project Catalyst自体と同様に、Circleも時間が経過するにつれ進化します。当初、選出されたメンバーは3か月の任期を務め、その後、プロセスの改善とイリテーションを続けるために選挙が行われます。選出されたメンバーのためには、初期の義務と責任を策定されました。

Circleの各メンバーは次のことを行う必要があります。

• 自分たちを選出したコミュニティを代表する
• Circleに提示された問題について、自分なりに最善の判断をする
• コミュニティのプロジェクト、活動、目的、希望、懸念について他の会員とよく理解する
• 機会を利用して、定期的にCircleに検討課題とするポリシー提案を提出する
• Circleのイニシアチブについてコミュニティに通知する

各メンバーは、次の責任も負います。

• 2週間ごとの定例会議に出席する
• 会議間に問題を追跡するためのアジャイルバックログリストを維持する
• 事前に議題を確認してコメントする
• コミュニティの利益と懸念を常に意識する
• Circleのアウトプットの透明性を保ち、アクセス可能なように配布する
• 効果的な会議手順を学び、実践する
• 次回選挙のための選挙プロトコル文書を作成する
• 包括的なリーンスタートアップに焦点を当てたリーダーシップ手法のトレーニングセッションに参加する
• Circleの有効性に関するフィードバックを提供する

主導と普及

毎週開催されるTown Hallミーティングに参加できなかったコミュニティメンバーを対象に、西半球と東半球の両方でCatalyst Circleメンバーの最初の選挙を実施しました。メンバーは、会議ごとに議題を設定し、検討課題とするポリシー提案を定期的にCatalyst Circleに提出することができます。「最小限の機能グループ」は、Catalystコミュニティ内のリーダー、および、新しいガバナンス構造分野における専門家グループGovernance Aliveとの協議に基づいたブートストラップバージョンです。

信頼できるベストプラクティスが確立されると、Circleは成長し、分裂する可能性があります。たくさんのCircleが存在する未来も考えられるでしょう。最終的には、分散型ガバナンスを正当化し、現状に代わるものへの道を拓き、ブロックチェーンガバナンスの未来を構築する上で新たな境地を開拓し続けるという私たちの目標を前進させるのはメンバー次第です。

Project CatalystのTown Hallミーティングは、日本時間毎週木曜日午前2:00に開催されます。どなたでもご参加いただけます。詳細を確認したり参加したりするには、Project Catalyst イノベーションコミュニティと専用Telegramチャネルに必ず参加してください。