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Project Catalyst、2021年始動

Cardanoの開発を加速する画期的なアイデアを見つけるために、新たなに50万米ドル相当のADAファンドを投入

2021年 1月 6日 Eric Czuleger 7 分で読めます

Project Catalyst、2021年始動

Project CatalystはVoltaireロードマップの第一段階。Cardanoにクラス最高のガバナンスをもたらすために作成されました。ユーザーにブロックチェーンを形作るパワーを与える効果的なガバナンスはCardanoに欠かせません。Catalystに登録した人は誰でもアイデアを提案できます。そして、登録したADA保有者は、プラットフォームそしてコミュニティとしてCardanoが進化を続けることに重点を置いた提案に資金を提供するため投票します。これは、開発を加速するだけでなく、Cardanoエコシステムの長期持続につながります。

このプロジェクトは2つのテストファンドで始まり、その後9月のFund2で本格的に動き始めました。ここでは、ごく初期の(かつ顕著な)分散型コラボレーションの例が見られました。何千もの人々が協力し、チームやコミュニティアドバイザー、そしてADA保有の投票者を形成して、Cardanoを前進させるような提案への資金調達を生み出し、洗練させ、優先順位をつけていきました。

Fund2への投票はちょうど終了したところで、現在開票が進められています。まもなく勝利チームは、提案を具現化するための資金を受け取ることになります。Catalyst専用Telegramチャネルに参加し、ソーシャルチャネルに目を光らせて、最新情報をチェックしてください。

チャレンジを受けて立つ

一方、Catalystに不可欠なコミュニティの勢いを活かして、より大きな目標を進めています。本日、Fund3が開始されますが、ファンドごとにより多くの人々に働きかけることにより、Catalystコミュニティを拡大させていきたいと考えています。

まだProject Catalystに馴染みのない方に、その仕組みを説明しましょう。各ファンドは、一連の設定されたチャレンジ(課題)で始まります。各チャレンジはCardanoコミュニティの「意図」、すなわち集団として達成したい目的を代表します。 ここでは、意図への利益をプロジェクトの進捗状況を測る手段とします。各チャレンジは、技術的および一般的アイデアを共に刺激するに足る幅広さを持ちながら、焦点を提供するのに十分な具体性を備えています。アイデアは、チャレンジに対応し、意図した結果を得るに十分なケースとなり得る限り、検討対象となります。したがって、マーケティングイニシアティブやインフラストラクチャーの開発からコンテンツプロダクションや製品強化に至るまで、すべての提案を歓迎します。

Project Catalystは参加者によるグローバルネットワークの創造力にかかっているため、あらゆるアイデアが奨励されますし、仮に目前のチャレンジの基準を満たさなくても将来のファンドにいつでも「再挑戦」することができます。

Fund2には25万米ドル相当のADAが用意されましたが、Fund3はその倍、50万米ドル相当のADAが提案者、投票者、そしてコミュニティアドバイザーに分配されます。Fund3には3つのチャレンジが設定されています。

  1. 開発者エコシステムチャレンジ:今後6か月間で、開発者にCardanoへの構築を促す方法とは
  2. DApp作成チャレンジ:今後6か月間で、ユーザー拡大を促進するために、どのような分散型アプリケーション(DApp)に資金調達するべきか
  3. 「コミュニティチョイス」チャレンジ:コミュニティに1~2のチャレンジを設定してもらう新カテゴリー。Fund5ではコミュニティ自身がファンドラウンドを設定。コミュニティロードマップの実行、コンテンツやポッドキャストへの資金調達、非営利活動の奨励を始め、優先すると決めた事項について、コミュニティが設定したいと望む目標をカバーするために、さらに50万米ドルを用意

では、Project Catalystに参加するにはどうしたらいいのでしょうか。

見解の共有からアイデアの提出まで

まず初めに、プロジェクトへの参加を望む場合は、提案者としても、アドバイザーとしても、または単純に投票者としてだけでも、コラボレーションプラットフォームへの登録が必要です。アイデアの提案や議論段階に参加する際には、ADA保有者である必要はありません。

Fund3は、提案が発表される前に人々がチャレンジについての視点を述べることができる見解共有段階から始まります。この段階は、提案者をインスパイアするためのコミュニティによるブレインストーミングフォーラムと考えてください。

チャレンジに関する議論の後、提案のある参加者は、公に素案を提出します。

アイデアの洗練、提案の仕上げ、レビュー

建設的批評や改善案を提供し、「クドス」により肯定的な承認を表明し、さらには提案チームとの提携やコラボレーションをオファーするためにコミュニティメンバーが招かれます。目標はコミュニティの知識や専門知識を集めることです。Catalystには、さまざまな人生経験や職業経験を提供できる幅広い人材が集まっています。次のグラフは、Fund2に登録した人々の構成を示しています。

コミュニティからのフィードバックを受けた後、提案者は企画を練り直し、仕上げる機会が得られます。

提案の準備が整ったら、コミュニティアドバイザーとして採用された専門のレビュワーグループが、各提案がいかにチャレンジに対応しているかについて採点します。この後、ADA保有者は登録して、投票することができます。投票は、投票者の保有量に応じて加重された投票がカウントされ、勝者の提案には要求された資金が分配されます。

今後

Fund2は信じられないような創造性と強力な提案を生み出しました。その一部はまもなく現実化すべく資金が提供されます。Cardanoは盛況なDAppエコシステムの構築を始めており、Fund3にはさらにすごいものを期待しています。Project Catalystは「実験」と位置付けられており、この精神はしばらく奨励するつもりです。ただし、その意図するところは非常に現実的かつ確固たるものです。週を追うごとに、このCardanoコミュニティのための画期的なプログラムを、コミュニティとともに改善し洗練していく機会が提供されます。

IdeaScaleコラボレーションプラットフォームとCatalyst専用Telegramチャネルに登録して、Cardanoのオンチェーンガバナンスの開発に参加してください。

Eric Czuleger

Eric Czuleger

Senior Content Editor

Marketing & Communications