Hydra Doomトーナメント
2024年 11月 22日 4 分で読めます
Doomの歴史概要
ゲーマーコミュニティの中で、Doomほど共感を呼ぶタイトルは少ない。不朽の名作であることに加え、ゲーム史の文脈ではDoom前とDoom以降と括ることができると言っても過言ではない。特にFPS(ファーストパーソンシューティング)ジャンルにおいて、まぎれもなく永続的な影響を与えている。
1993年にエピソード形式で発売されたDoomは大売れし、数々の賞を受賞し、アマチュアのゲーマーやプログラマーが新たなゲームモード、マップ、武器などを作成して膨張を続けるDoomの世界に付け加えていき、たった一作でMODコミュニティという新しい現象を生み出すことになった。Doomシリーズの成功は現在に至るまで続いており、2025年には最新作『Doom: The Dark Ages』が発売される予定である。
ゲーム界におけるデスマッチの誕生
Doomの多くの功績の一つは、デスマッチ、すなわちフリーフォーオール形式を普及させたことである。デスマッチでは、ルールに応じて、一人のプレイヤーだけが所定のキル数(またはフラグ)に達するか、ラウンドの最後まで生き残った最後のプレイヤーになるまで、複数のプレイヤーがアリーナで対戦する。「デスマッチ」という用語は1950年代にまで遡ることができる。当時はレスリングの試合を表すために時おり使用された。しかし、Doomはこの言葉を急速に普及させた。この言葉をDoomに使用したのは、一般にゲームデザイナーの一人であるJohn Romeroだとされている。実際、彼はFPSという意味でデスマッチという用語を最初に使用したと言われている。
Hydra Doomトーナメント:レイヤー2でのデスマッチの誕生
技術的な観点からは、オリジナルのDoomはゲームデザインと技術開発におけるターニングポイントとなった。ゲームのグラフィックエンジン、マルチプレイヤーゲーム用の高速ネットワーク(当時としては)、そして決定打としてモジュール設計(コミュニティのクリエイターがコンテンツを追加するのをサポート)がDoomを今日まで続く技術革新の肥沃な土壌にした。Doomはリリースされており、複数のプラットフォームでプレイ可能である。標準的なデスクトップコンピューターやゲーム機から、超音波スキャナー、テキサス・インスツルメンツの計算機、衛星などの珍しいデバイスまで、「Doomを実行できるか?」という疑問はゲーマーや技術界に遍く存在する。Doomは、ItRunsDoomが言うところの、「コンピューターサイエンスのもっとも暴力的なHello World!」だ。ブロックチェーン技術、より具体的にレイヤー2ソリューションは、Doomを実行できるかという問いの最新例である。答えはイエスで、レイヤー2ソリューション(この場合はHydra)はDoomを実行できる。
Input Output主催のHydra Doomトーナメント
Rare EVO 2024でHydraを搭載したDoomの技術デモが大評判となったのを受けて、Input Outputは現在Hydra Doomトーナメントの開催を企画している。詳細は以下の通りだ。
予選ラウンド(2024年12月3日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催される憲法制定会議中にオンラインでスタート)
予選ローンチイベント中:
- 悪魔狩り開始、対面での出席は不要
- プレイヤーの対戦相手はAI制御ボット
- プロゲーマーおよびゲームギルド双方が戦いに参加
- ゲームはカスタムデスマッチマップ、Cardano.wadでプレイされる
ランキングフェーズ(12月8日~18日、オンライン開催)
このフェーズでは、予選を通過した選手が地域ランキングラウンドに参加し、地域の他の選手と対戦してランキングを上げる。
決勝(2025年1月20日~25日の週、対面)
決勝ラウンドはラスベガスのHyperXアリーナで開催。
参加方法
悪魔の大群とライバルスレイヤーの両方をしのぐ力を感じられるのなら。メーリングリストに参加して、Hydra Doomトーナメントに関する最新情報を受け取ろう。
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